こんにちは!ぶんたです!
この記事では、
- 個人でもゲームを作れるの?
- ゲーム作りって何から始めたらいいの?
とお悩みの方に向けて、個人がゲームを作る時の流れやノウハウを
- なるべくお金がかからない方法で
- 初心者でもできる範囲で
- できる限りわかりやすく
ということを意識して解説していきます。

個人で作る上でのアドバイスも紹介するよ!
個人でもゲームは作れる!
ゲームの規模によりますが、初心者でも数ヶ月あれば個人でゲームを作ることができます。
最近はゲーム開発に役立つツールやサイトがたくさんあるのでゲーム制作は身近なものになりました。
ゲーム制作には、
- プログラミング
- イラストや3Dデザインの用意
- BGM・効果音の用意
- 難易度の調整
- テストプレイ
など時間のかかる作業がたくさんあります。
個人でゲームを開発するときは重要なのは、時間のかかる作業をいかに減らすかということです。
ここからは個人でもできる範囲で、初心者が一人でゲームを作る時の流れを解説していきます。
個人ゲーム開発の流れ
個人がゲームを作る流れは大体こんな感じです。
- 企画
- 準備
- 実装
- デバッグ
- 修正
- 配信
- 宣伝
人によっては順番が前後するケースもありますが、この全てがゲーム作りに必要になります。
「こんなに色んなことをやらないといけないの?」
と思った方でも、簡単にできるようにそれほど難しい方法は省くようにしています。
企画:どんなゲームを作るか考える
ゲームを作る前に一番最初にするのがどんなゲームを作るか決めることです。
最初にゴールの場所がわからなければマラソンが走れないように、ゲーム制作もどんなゲームにするか考えてからでないと始まりません。
ここでゲームの概要を決めたら、どのようにゲームを作るかも考えなければいけません。
ここでは、初めてゲームを作る人でも最低限、企画段階で決めないといけない項目をまとめます。
- ゲームのジャンル
- プレイヤーのペルソナ設定
- ゲームのコンセプト
- ゲームの仕様
- 開発期間や予算
- 配信するプラットフォーム
大体上のものから決めていくイメージです。
「専門用語がいっぱいだ……」
と思った人でも理解できるように、できるだけわかりやすくそれぞれ紹介します。
ゲームのジャンル
色んな種類のゲームがありますが、大きく分けても本当に多くの種類のジャンルがあります。
- アクションゲーム
- RPG(ロールプレイングゲーム)
- シミュレーション
- アドベンチャーゲーム
- シューティング
- パズル
- アドベンチャーゲーム
などなど、細かく分けたり2Dと3Dの違いなどを考えると本当に何種類ものジャンルがあって、そこから何を作りたいか考えなければいけません。
ゲームのジャンルごとに作る時の難易度が変わるとも言われますが、正直自分が作りたいジャンルなら基本的になんでもOKです。
簡単なジャンルだからといって、普段自分が遊んだことのないものを選んだりするとモチベーションも上がりません。
ここは自分が普段遊んでて作ってみたいと思ったジャンルを作ってください。
ただ、オンラインを前提にしたゲームは、最初にゲーム開発をするときには避けましょう(サーバーとかの設定も大変で、そもそも最初はそんなに遊んでくれる人も少ないので)。
作りたいジャンルがない人は、これから紹介する項目から決めてそれにあったジャンルを選んでも大丈夫です。
プレイヤーのペルソナ設定
ペルソナ設定とは、ターゲットを「30代の男性」みたいな大まかなものにするのではなく、詳細で具体的な1人の人物像を設定することです。
例えば、
- 38歳
- 男性
- システムエンジニア
- 仕事は常に納期に追われている
- 休みの日にじっくりゲームをやるのが趣味
- 既婚、6歳の息子がいる
- なかなか休みが取れないためやりたいゲームが溜まっている
- 子供の頃一番遊んでいたゲームのジャンルはRPG
みたいに、「年齢・性別・近況・悩み…」など詳しくその人の特徴を設定します。
なんでそんなことするのかと言うと、ゲームに一貫性を持たせるためです。
わかりやすいところで言うと、ジャンルやコンセプトは普段ゲームをしない人向けのものにしたのに、複雑な操作性や高難易度のレベルデザインを導入してしまったら、ユーザーから不満が出ます。
どんな人に遊んでもらうかを想定すると、その人が好みそうなキャラクターやシステムを取り入れたりと、細かい設定を考えるときにイメージしやすくなります。
ただ、最初のうちは特定の誰かを想像することは大変でしょうから、自分そっくりの人物像を選んでも構わないです。
完全にビジネスと割り切ってゲームを作るなら、ここを最初に決めて後でジャンルを決める方法も有用です。
ゲームのコンセプト
ここで言うコンセプトとは、プレイヤーにどんなことを体験してもらうかと言うことです。
- 自由に動き回れる爽快アクション
- いつ敵が現れるかわからないスリリングさ
- オリジナルの世界観への没入感
- どこでもやれるくらいの手軽さ
など他のゲームと比べると際立つようなポイントをあらかじめ決めることが重要です。
コンセプトを決めろといきなり言われても、まだよくわからないと言う人もいると思います。
そんな人は自分が一番好きなゲームをイメージして、そのゲームのアピールポイントを探してみてください。
そのゲームがプレイヤーにどんな体験をしてもらいたいか、それに近い感動を与えられるようなコンセプトを設定するのもひとつの策です。
ゲームの仕様
ジャンル・ペルソナ・コンセプトが決まったらそれらに合うような具体的な仕様を考えましょう。
大きいところから小さいところまで以下の要素などが仕様に含まれます。
- システム
- ルール
- ストーリー
- ゲーム画面
- キャラクター
- 世界観
ここでは具体的なゲームの画面をイメージして、どのようにしたらゲームがクリアになるのかなど、丸々ゲームに組み入れるイメージを設計しましょう。
開発期間や予算
どんなゲームを作るのか具体的に決まったら、それを作るのにどれくらいの期間や予算が必要か考えてください。
もちろん初心者のうちは短い期間でなるべくコストがかからないゲームの方が簡単に作れるのでおすすめです。
そもそも初心者が個人で、制作に長期間かかるような複雑なゲームを作ろうとすると99%挫折するので、実は開発期間を先に決めてそれに合うゲームの仕様を考えることも重要になります。
配信するプラットフォーム
ゲームを作る前に、どの媒体で遊べるゲームを作るのか決める必要があります。
ゲームエンジンでは、どのプラットフォームで遊べるかによって必要な設定が変わります。
個人でゲームを作るなら、ほとんどの場合スマホゲームかPCゲームの2択です。
自分がよく遊ぶプラットフォームからそれを選んでも構いません。
正直、プラットフォームの設定は後からでも変更できて、違う媒体のゲームでも作れるようになるので気軽に選んでください。
準備:必要な素材を集める
大抵のゲームにはキャラクターなど用にデザインや、BGM・効果音などが必要になります。
ゲーム開発を効率化してくれるゲームエンジンをどれにするかも選ばないといけません。
当ブログでは、ゲームエンジンにはUnityをおすすめしています。
どんなジャンルのゲームでも作れるので、とりあえず困ったらUnityを使ってください。
ゲーム企業の中でもUnityを導入しているところがあるので、Unityが使えること自体がスキルにもなります。



Unityのインストール方法についてこの記事で解説してるよ!
>>ゲームを作るためには何が必要?初心者のUnityの始め方


Unityを使ってると、大量の高クオリティな素材を扱っている「Unityアセットストア」というサイトが使えます。
有料のものもありますが、無料で使える素材もたくさんあるので、このサイトの素材だけでも十分に高品質のゲームが作れます。
BGMや効果音には「魔王魂」と言うサイトもおすすめです。


「本当にこれ無料でいいの?」って思うくらいの、プロの音楽が使えます。
こんないいものが無料で使えるなんてホントにいい時代ですね!
実装:ゲームを組み立てる
ゲームの企画、準備が終わったらそれをゲームに組み込みましょう。
ゲームエンジンはUnityを推奨していますが、Unityのいいところは取り扱っている教材が多いことで、作りたいゲームジャンルの制作方法が見つけやすいです。
なるべくコストを抑えるという観点でおすすめの教材は、「Udemy」です。


こちらでは非常に多くのジャンルのゲームの作り方が動画の中で紹介されているので、真似しながらゲームを作れます。
デバッグ:テストプレイをする
ある程度、ゲームのかたちが出来てきたら、バグとか不具合が起こっていないか確認しないといけません。この作業をデバッグと言います。
大概の場合、バグや想定していない挙動が起きます。
バグばっかりのゲームは遊んでても楽しくないですよね?
遊んでくれる人のためにも、できる限りバグや不具合を取り除いてください。
修正:ゲームを完成させる
デバッグをして見つけたバグは、当然そのままにするのではなく、発生しないように修正してください。
デバッグしている間に、自分でプレイしていることでもっと面白くできるポイントに気づくかもしれません。と言うよりもそのような修正できるようなところを積極的に見つけましょう。
- カメラの位置
- 文字の大きさ
- BGMと効果音の音量のバランス
- レベルデザイン
- 操作性
など、ゲームを作っている間には気づきにくいこともあるのでひとつひとつの要素をそれぞれ注意しながらテストプレイをしてください。
デバッグで気づきたことは小さなことも含めて全てメモして、それらを余すことなく修正するのです。
同じゲームを何度もするのは大変かもしれませんが、ここのこだわり次第でゲームの面白さもかなり変わってくるので、この修正作業にはある程度時間をかけましょう。
配信:ストアで公開する
ゲームを多くの人に遊んでもらうためには、ストアに公開する必要があります。
スマホゲームを作った人はApp StoreとGooglePlayの両方に、
PCゲームを作った人はSteamに配信しましょう。
ただ、注意してほしいのがストアにゲームを配信する時に手数料がかかることです。
各ストアごとの手数料は以下のとおりです。
App Store | 1年あたり99ドル(13,000円前後) |
GooglePlay | 最初に1回限り25ドル(3,000円前後) |
Steam | 1本ごとに100ドル(13,000円前後) 売り上げが1,000ドルを超えたら返金 |
この中ではAndroidアプリを配信できるGooglePlayが一番安いです。
ゲーム1本ごとのコストを考えるとSteamが一番費用がかかりますが、ゲームの売り上げが1,000ドルを超えると、最初に払った100ドルが返還されます。
自分のゲームにかなり自信がある人にはSteamがおすすめです。
宣伝:作ったゲームを広める
ただストアにゲームを公開しただけでは誰も気づいてくれません。
自分のゲームを知ってもらうためにゲームの宣伝をする必要があります。
個人でできる範囲の中で一番有効なのはSNSのアカウントを作ってそこで紹介することです。
ゲームを作った人は絶対各種SNSのアカウントを作ってください。
Twitterはもちろんのこと、できればYouTubeのアカウント作ってそこでゲームの紹介映像を配信しましょう。
とにかくできることはなんでもやった方がいいです。
身近な人にも恥ずかしがらずに遊んでもらってください。
そうやって遊んでもらうことで、レビューをもらって反省点を見つけることもゲーム作りには必要な過程です。
個人でゲームを作る人へのアドバイス
ここからはゲーム開発を一人でやる上での注意するべきポイントについて解説していきます。
難しすぎることには挑戦しない
ゲーム開発はそもそもかなり大変な作業です。
それなのに、初心者のうちにオンライン対戦のような難しい技術が必要なシステムを無理して導入しようとするのはやめましょう。
自分ができる範囲からあまり逸脱しないくらいで作れるゲームを作るのが大切で、そうしないと本当に挫折します。
ゲーム作りは長い目で見て、ちょっとずつレベルを上げていく感覚で地道にやっていきましょう。
裏技はありません。
1日のうち数分でも作業する
ゲームに関わる作業は毎日小さなことでもいいので何かやりましょう。
めんどくさがりでも毎日ちゃんと歯磨きする人は多いですが、これは歯磨きにモチベーションがあるからではなく、習慣化しているからです。
最悪、ゲーム作りにモチベーションがなくても毎日ちょっとずつやっていれば習慣になります。
1日ホント5分とかでもいいので、予定がある日でもゲーム作りをすることが大切です。
修正しすぎは良くない
デバッグからの修正が重要だと説明しましたが、ここに時間をかけすぎるのもいかがなものです。
結局のところ、誰かに遊んでもらうときの方が問題点に気づいてもらいやすいです。
自分で気づける修正点には限界があります。
なのでとりあえずゲームを完成させてみて、そこから気づいた問題点を次に作るゲームに活かすという考え方が大切です。
ゲーム1本で完璧なものを目指そうとするのではなく、何本もかかてなるべく最高に近づけると言う感覚です。
外注化するのもあり
フリー素材を使っていると他の人のゲームを見た目が同じようになってしまうことがあります。
できることなら自分のゲームに個性が欲しいですよね?
それならゲームの中で使うイラストなどをプロに頼んでみることもおすすめです。
「簡単にプロに頼めるの?」<
プロの定義をどこまでにするかによりますが、イラストが上手い人に依頼するのはとても簡単です。
イラストを外注するなら「ココナラ」がおすすめです。
- 出品者が多い
- 出品者に細かく注文できる
- 商用利用を許してくれる人が多い
依頼する時には料金を払わないといけませんが、自分好みのイラストを自分だけが使えるようになります。
とりあえずココナラの無料会員登録だけでもしてみましょう!
まとめ
以上、個人でゲームを作る上での流れやノウハウを紹介しました。
「案外簡単そう」と感じた人もいれば、「最低でもこれだけのことをしないといけないの?」と感じた人もいると思います。
僕自身の考えではゲーム制作は簡単ではありませんが、流れをわかっているとゲーム作りのパターンを掴めるようになって、何本もゲームを作る上で役に立ちます。
初心者の方もこの記事をご参考にここからオリジナルのゲームを作ってみてください。