こんにちは!日本一のゲームクリエイターを目指しています、ぶんたです!
- ゲーム開発を始めたいけど、どんなパソコンを買えばいいのかわからない
- 今持ってるパソコンでゲームは作れるの?
- やっぱり結構スペックがいいパソコンが必要なの?
こんなふうにパソコン選びについて悩んでる人も多いと思います。
この記事では、そういった人たちがゲーム開発用のパソコンを選ぶのに最適な手順をできるだけ専門用語少なめで解説していきます。

パソコンを買うときの流れは、
- どんなゲームを作るか決める
- WindowsかMacか選ぶ
- 必要なスペックを決める
ざっとこんな感じです。
パソコンはとても高い買い物になるので、ここは時間をかけて慎重に選びましょう。
どんなゲームを作りたいか考える
さて、いざパソコンを買おうと思って、すぐにいろんなパソコンを見比べて見てるのは間違いです。
まず、あなたがどのような形態でゲームを配信するか考えてください。
スマホアプリとして配信したい場合や、本格的なオープンワールドのPCゲームを作りたいなど、用途によって最適なパソコンも変わります。
自分がどのようなゲームを作るのか決めてから、それにあったパソコンを選びましょう。
Windows?Mac?
「Windows?Mac?たまに耳にするけどこれって結局どういうことなの?」
これはパソコンにおけるOSという部分の種類の名前です。
OS?また知らない言葉だ……
という方に簡単に説明すると、
パソコン全体の情報を管理しているものとイメージしていたらOKです。
正直、OSが具体的にどんなことをしているかは、ゲーム開発初心者にはあまり関係ないので、OSの中にWindowsとMacというものがあり(この2つ以外にもありますが)、このどちらかを選べばいいと覚えていたら問題ありません。
ではWindowsかMacかを決めるときのポイントを解説します。
Windowsがおすすめな人
Windowsを買った方がいい人は、
- パソコン用のハイクオリティなゲームを作りたい人
- スマホ向けのアプリを作らない人
というような人です。
Windowsではスマホゲームは作れないの?
WindowsのパソコンでもAndroidのスマホゲームは作れます。
でも、iOS搭載のスマホ、つまりiPhoneで遊べるゲームが作れません。それができるのはMacのパソコンだけです。
日本においては、6割以上の人がiPhoneを使っていると言われているので、iPhoneでアプリを配信できないのはかなり厳しいです。
ただ、Windowsにも良い点があって、それはパソコン本体のコストパフォーマンスの良さです。
ハイスペックなパソコンを購入したい場合、Windowsに比べると、Macは下手すると10万円くらい高くなる印象です。
高解像度であったり、動作が複雑なゲームが作りたかったら、ハイスペックなパソコンの方が望ましいので、Windowsの方がおすすめになります。
Macがおすすめな人
Macを買った方がいいのは、
ズバリ、スマホゲームを作りたい人全員です!
先ほど説明した通り、iPhoneのゲームを作れるのはMacのパソコンのみです。それに加えてAndroidのスマホのゲームも作れるので、スマホゲームを作りたい場合は、絶対Macを購入するべきです。
一つ注意なのは、世界中ではWindowsを使う人の方が多いので、Windowsでしか対応していないアプリもあるので、自分が使いたいものがMacに対応しているか、前もって調べておいた方がいいです。

自分に合ったパソコンは見つかった?
結局どっちがいいかわからないという人へ
この記事を見ている人の中には、具体的にどんなゲームを作りたいか決まってない人もいると思います。
そんな人には僕はMacの方をおすすめします。


とりあえず困ったらマックを買うべき理由としては、
- iPhoneを含めたスマホアプリが作れる
- Macの中でもWindowsのアプリが使える
- そもそも初心者にはハイスペックなパソコンが必要ない
- 買い換えたかったり、挫折しても比較的高めの価格で売れる
これらの理由があります。
パソコンのアプリの中にはWindowsでしか使えないものがありますが、裏技的な手段を使うと、MacでもWindowsにしかないアプリを使うことができます。
初心者にハイスペックなパソコンが必要ない?
正直、パソコンにものすごく負荷のかかるゲームを作るときはWindowsの方が、スムーズに動きやすいのですが、初心者が個人でそんなゲームを作るのは、はっきり言って最初のうちは考えない方がいいです。
今現在、人気のある最新のゲームをイメージしてください。そのほとんどが、多くのキャラクターがいたり、広大なフィールドが広がっていたり、斬新なシステムがあるものがほとんどです。
初心者がそんなゲームを作るようになるには、まず簡単なゲームから作り始めて、そこからゲームを作るノウハウを学ぶことが必要になります。
スマホの無料ゲームは、そのようなゲーム制作の練習のためのゲーム作りに適しています。



だから僕は初心者にはMacをおすすめするよ!
必要なスペックは?
Windowsにするか、Macするか決めたら次はパソコンのスペックを選びましょう。
パソコンはそれぞれのパーツごとに異なるスペックのものを積むことができます。しかし、いいスペックのものにするとその分パソコンの値段も高くなってしまいます。
ゲーム開発では、他の作業に比べてスペックが必要になるパーツも多いです。
なのでかなり選択肢が多くなりますが、ひとつひとつ考えてから決めましょう。
ノートパソコン?デスクトップ?
パソコンは大きく分けると、持ち運びできるノートパソコンと、据え置きのデスクトップパソコンの2つに分けられます。
それぞれがおすすめできるのはこんな感じです。


「絶対外でも使うんだ!」という人はノートパソコンを、「一円でも安く購入したい!」という人はデスクトップにしましょう。
どちらか迷っている人は、お金に余裕があるならノートパソコンがおすすめです。
やっぱり、ノートパソコンは持ち運びできるのが便利で、ゲーム制作はとても時間のかかる作業が多いので、場所を選ばないノートパソコンの方が作業が捗ることが多いです。
CPU
CPUとは、パソコンにおける頭脳にあたる部分です。
僕の脳みそと数学者の脳みそが違って、複雑な計算にかかる時間が違うように、パソコンもそれぞれのCPUのスペックの高さによって、情報の処理速度が上下します。
Macなら開発元のAppleが独自に直接作ったAppleシリコンを搭載したものなら、簡単な2Dゲームなら全く問題なく作ることができます。Appleシリコンとは、M1やM2のようなM○という名前がついたチップのことです。
基本的に数字が大きいほどスペックも高いことを示しています。
Windowsなら、Intel社のCore i5の最新のものかCore i7以上もの、あるいはAMD社のRyzen 5の最新ものがRyzen 7以上のものだと心強いです。
パーツ選び全体を通して言えることですが、特にCPUにおいてはなるべく新しいものを選びましょう。
例えば、Intelの同じCore i5でもCore i5-13500やCore i5-12500というように、どんどん後ろの数字が大きくなり、処理速度も速くなっていきます。
基本的にCore i5よりもCore i7の方が性能がいいですが、あまりにCore i7が古いものだと新しいCore i5の方が処理速度が速いということは全然あります。
下がまとめになっています。


GPU
GPUとは、ゲームをする時に重要なパーツで、映像に関する情報を処理する役割を担っています。
Macを買おうとしている人はあまり選択肢がないので、ここはあまり気にする必要はありません。強いていうなら、8コアや10コアとかこのコアの数字が高いほど性能も良くなるので、お金に余裕がある方はできる限り数字の高いものを購入しましょう。
Windowsを買おうとしている人は、これもかなり種類がいいので一概にこれがいいとは言えませんが、困ったらNVIDIA製のGeForce RTX 3060以上のものにしましょう。
メモリ
メモリとは、パソコンが同時に作業できる量に関わるパーツです。
メモリの性能がいいほど、一度に処理できるデータの数も大きくなります。なのであまりにメモリの性能が低いと、うまく動作しないアプリなどもありますのでご注意ください。
他のプログラミング界隈では8GBあれば十分だと言われますが、ゲーム開発においては16GB以上のものが好ましいです。
Unityはかなりメモリが必要で、これが足りないと最悪の場合、Unityが途中で固まったり、急にクラッシュしてしまいます。



メモリは妥協しないでね!
ストレージ
ストレージとは、パソコンのデータを保存するパーツです。
ゲーム制作では、キャラクターやマップなどかなり多くのデータが必要になるので、その分ストレージも大きなものが欲しくなります。
普通の作業なら256GBあればなんとかなりますが、ゲーム制作をするなら512GBでも人によっては足りないくらいで、3Dゲームを作りたい人は1TB以上のものがあった方がいいと思います。
ここで注意して欲しいのが、ストレージにはHDDとSSDという2種類がありますが、これは絶対SSDを搭載したパソコンを選んでください。
SSDは、HDDと比べると値段は高くなりますがデータを運ぶ速度がかなり速くなります。動作が長くなるとストレスに感じてしまうことが多いので、ここはケチらずSSDを選びましょう。
いくらくらい値段がかかりそう?
ある程度動くぐらいで構わないなら、10万以下のパソコンでも大丈夫ですが、安心して使いたい方は15〜20万円以上は覚悟した方がいいです。
かなりハイスペックなパソコンは初心者にはおすすめではありませんが、だからと言ってロースペックなものは買うべきではありません。
あまりにも性能の低いパソコンを使っていると、データが壊れてしまったり、一つのゲームを作るのにめちゃくちゃ時間がかかってしまうので、ここは妥協せずに自分が買える中で一番いいものを選んでください。



未来への投資だと思って、なるべくいいものを買おう!